図書館豆知識 62
| 質問 |
徳川家康がなぜ日光に祀られているのか知りたい。 |
|---|---|
| 回答 |
徳川家康は、日光東照宮と久能山東照宮に祀られています。それは、家康が晩年「自分が死んだら、駿河の久能山に体をうめること。一年後、下野の日光にお堂をたてて、勧請(かんじょう)(霊を移して祀ること)をしなさい。そうすれば、自分は八州(関東地方)の鎮守になろう」と遺言を残したためです。 その遺言にならい、元和2年(1616年)に家康が薨去すると、遺体は密かに久能山に運ばれ、吉田神道の作法で埋葬されました。そして、翌3年に日光東照宮に遷されました。 日光を選んだ理由は正確には分かっていませんが、日光山が信仰の一大霊場であることや、軍事的に幕府を防衛する最大の拠点となりうるなどの条件を総合的に判断し、鎮護のための最適地として選んだという説があります。 |
| 参考文献 |
『戦国武将三英傑大図鑑 徳川家康の戦い』(金の星社 発行) |
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