図書館豆知識 72

質問

お彼岸にお供えする、あんこで包んだお菓子を「おはぎ」と言ったり「ぼたもち」と言ったりしますが、何か違いはありますか。

回答

「おはぎ」も「ぼたもち」も名前は違いますが、同じものです。

一般に春の「ぼたん」、秋の「はぎ」の季節の花になぞらえて、このような呼び名になったといわれています。春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」と呼びわける説が多いようです。季節の花にちなんで、形も「ぼたもち」はふっくらとした丸い形、「おはぎ」は細長いひし形と大きさも変化しています。

茨城県水戸市周辺では、にぎってあんこでくるんだものを「ぼたもち」、きな粉やすりごまをまぶしたものを「おはぎ」と区別しているそうです。

他にも、もち米主体なら「ぼたもち」、うるち米が主体なら「おはぎ」と呼んでいるところもあれば、あんがこしあんならば「ぼたもち」、粒あんならば「おはぎ」と呼んでいる地域もあるようです。

参考文献

『斐川の年中行事と食べ物』(斐川町教育委員会/刊)
『聞き書 ふるさとの家庭料理 第7巻 まんじゅう おやき おはぎ』(農産漁村文化協会/刊)
『先人の和と技 和菓子の由来』(文芸社/刊)
『おくむらあやおふるさとの伝承料理 9 ウキウキ甘辛おやつ』(農産漁村文化協会/刊)
『じぶんでよめる ぎょうじずかん~きせつのぎょうじ12かげつ』(成美堂出版/刊)

 

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