2024年1月11日
/ 最終更新日 : 2024年1月10日
図書館豆知識 40
質問(1) |
お正月の歌で歌い出しが「年のはじめのためしとて~」の歌詞が知りたい。また、曲名や作詞者についても知りたい。
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回答 |
歌い出しが「年のはじめのためしとて~」の歌は、明治26年に文部省が発表した祝日大祭日儀式用唱歌です。曲名は「一月一日」(いちげついちにち)です。
歌詞は以下のとおり。
一 年の初めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門(かど)ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ
二 初日(はつひ)のひかり さしいでて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とう)とけれ
発表当初、第二節の歌詞は、「初日のひかり 明らけく 治まる 御代の 今朝のそら」でしたが、大正2年に改められ現在に至ります。
作詞者は千家尊福。第80代出雲国造・出雲大社宮司・出雲大社教初代管長であり、東京府知事をはじめ埼玉、静岡県知事や司法大臣などを歴任した人です。
出雲大社・勢溜に建立されている「千家尊福卿」の像の下には「一月一日」の歌詞が刻まれています。また、出雲大社・神楽殿東側にも歌碑があります。
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参考文献 |
『日本童謡事典』(東京堂出版 発行)
『日本唱歌集』(岩波書店 発行)
『千家尊福公』(出雲大社教教務本庁 発行)
『大社の史話 第145号』(上野良亮 発行)
『神社紀行セレクション vol.5』(学研パブリッシング 発行)
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質問(2) |
ラクダのこぶの中には、何が入っていますか。
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回答 |
ラクダのこぶの中には、脂肪が入っています。
こぶの中の脂肪は、水やエネルギーに変えることができます。そのため、ラクダは長期間水を飲まなくても平気です。10日間程度なら、水なしで歩くことができます。
脂肪が消費されると、こぶはしぼみますが、水を飲むと再び脂肪が蓄えられ、こぶが膨らみます。
また、こぶには照り付ける日光を遮り、身を守る役割もあります。ラクダは、背中のこぶにエネルギー源の脂肪を蓄えているため、過酷な砂漠地帯を歩き続けることができるのです。
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参考文献 |
『まぎらわしい現実の大図鑑』(東京書籍 発行)
『砂漠の大研究』(PHP研究所 発行)
『いのちの図鑑』(PHP研究所 発行)
『アスリートな動物図鑑』(ナツメ社 発行)
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