図書館豆知識 30

質問(1)

昔、振ると「しゃらしゃら」と音がする草があって、鳴らして遊んだことがある。何という草だったか知りたい。

回答

春の七草のひとつ、ナズナでしょうか。
ぺんぺん草とも呼ばれ、日本中の道端や田畑に生えている身近な野草です。

ナズナは、春に白い花を咲かせ、茎にハート形の実をつけます。その実を1個ずつ、ちぎれない程度に引っぱって、茎からぶらさがるようにします。実がぶらさがって茎を耳元で振ると、実がぶつかり合い、「しゃらしゃら」と優しい音をたてます。

参考文献

『はるのくさばなあそび』(ひさかたチャイルド 発行)
『校庭の自然とあそぼう 3』(農山漁村文化協会 発行)
『身近な木の実・植物の種図鑑&採集ガイド』(実業之日本社 発行)

 

質問(2)

以前(1990年代)に図書館で借りた島根県の食事について書かれた本を探している。カバーのそでに、恒松県知事の写真と言葉が書かれていたと思うが・・・。

回答

『日本食生活全集 32 聞き書 島根の食事』です。
カバーのそでに当時の島根県前知事・恒松制治氏の写真と紹介文が掲載されています。

内容は、大正の終わりから昭和の初め頃の島根県の食生活について調査、収集し、再現したレシピや写真が収録されています。出雲地方はコメの料理を中心に小豆雑煮や笹巻き(ちまき)など、現代でもなじみ深い料理が紹介されています。
海、山、湖など自然豊かな素材を使い、素朴な味わいの多い島根県の郷土料理の魅力が満載の一冊です。

参考文献

『日本食生活全集 32 聞き書 島根の食事』(農産漁村文化協会 発行)

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