図書館豆知識 6

図書館の質問回答業務「レファレンス」を利用してみませんか。調べものや気になることは、気軽にお尋ねください。

※レファレンスには、宿題・課題、法律や医療相談、鑑定、個人のプライバシーに関わる調査など、図書館ではお答えできない内容もあります。ご了承ください。
※これまでに出雲市図書館で実際に受けた質問の中から一部を紹介します。(個人が特定できないよう、内容を一部編集・加工しています。)調べものの参考にしてください。

 

質問(1) 佐田行政センター裏手にある忠魂碑が建立されるまでの経緯が知りたい。
回答

昭和48年2月、建設委員会が発足され、同年9月11日慰霊碑建設工事地鎮祭があり、同年11月3日除幕式と法要が執り行われました。戦没者316柱の霊を慰めるために建立され、現在は佐田町遺族会によって管理されています。
昭和56年から2年かけて調査された報告によると、佐田町内13か所に慰霊碑・忠魂碑があります。

参考文献

『佐田町の民族文化遺産』(佐田町 発行)
『ふるさと佐津目物語』(佐々木啓志 発行)
『広報さだ縮刷版 1』(佐田町 発行)
『記念碑 平和の願い』(東村記念碑建設委員会 発行)

 

質問(2) 平田のことを「雲州(うんしゅう)平田」とよく言いますが、「雲州」とはどういう意味か。出雲の他の地名には付けず、なぜ平田にだけ付くのか。
回答

「雲州」とは、出雲国(今の島根県東部)の別称です。出雲の「雲」の字と、国を意味する「州」で「雲州」です。例えば、石見国なら「石州」、隠岐国なら「隠州」など、それぞれ別称があります。
「雲州」とは出雲国を指す言葉なので、平田にのみ冠せられる名称ではありません。「雲州平田」以外では、奥出雲町の「雲州そろばん」や松江市の「雲州人参」などが有名です。

「雲州平田」は平田地域の通称としてよく使われ、「雲州平田木綿」や一畑電鉄の「雲州平田駅」、安来節の「私ヤ雲州平田のうまれ・・・」という一節など耳なじみのある言葉として残っているかもしれません。
ちなみに、出雲弁の中でも平田地域には独特の「ふらた弁(平田弁)」があり、「雲州平田」を「おんすう ふらた」と訛って発音する方もいらっしゃいます。

参考文献 『角川日本地名大辞典32 島根県』(角川書店 発行)
『いちばた百年物語』(一畑グループ100周年次行実行委員 発行)
『出雲のことば早わかり辞典』(牧野辰雄 発行)