図書館豆知識 11

 

質問(1) 大根は冷蔵庫に入れた方がよいですか。いろいろな野菜の保存のコツが知りたい。
回答

大根は、冬以外は冷蔵庫の野菜室に入れた方が長持ちするようです。葉を切り離し、新聞紙でまるごと包んで湿気から守るとよいです。

玉ねぎやいも類は、風通しの良い室内での常温保存が向いています。じゃがいもを長く保存する場合は、りんごをいっしょに入れると発芽を抑えてくれます。

とれたてのトマトやなす、きゅうりなどの夏野菜も常温保存が可能ですが、お店で一度冷蔵されたものは冷蔵庫の野菜室に入れます。トマト同士がくっついていると傷みやすいので、少し離して、ヘタを下にしておくと長持ちします。

参考文献

『野菜の栄養素まるごと便利帳』(エクスナレジ 発行)
『こんなときどうする?暮らし上手のお手本帖』(家の光協会 発行)
『からだにおいしい野菜の便利帳』(高橋書店 発行)

 

質問(2)

子どもの頃に読んだ物語で、白鳥が11羽登場したこと、その白鳥が王子だったことを覚えています。「はくちょうの王子」というタイトルだったかもしれないけれど、ぼんやりした記憶しかありません。
自分の孫に読んでやりたくて、この物語の絵本を探しています。

回答

アンデルセンの作品「野の白鳥」です。ある国の11人の王子は悪い魔女の魔法で白鳥にされてしまいます。昼間は白鳥の姿、夜は人間の姿に戻ります。そんな王子たちを彼らの妹姫が救う物語です。ご記憶のとおり「白鳥の王子」「白鳥」「さすらう白鳥たち」などと呼ばれることもあります。
アンデルセンの作品集のいくつかに掲載されていますが、絵本「野の白鳥」(バーナデット・ワッツ/文絵 角野栄子/訳 小学館/発行)を紹介しました。 

参考文献 『野の白鳥』(バーナデット・ワッツ 文絵 角野栄子 訳 小学館 発行)
『野の白鳥』(岩谷和子 文 永田萌 絵 世界文化社 発行)
『白鳥』(松岡享子 訳 マーシャ・ブラウン 画 福音館書店 発行)
『子どもに語るアンデルセンのお話』(こぐま社 発行)
『アンデルセン童話集 2』(大畑末吉 訳 岩波書店 発行)
『アンデルセンのおはなし』(エドワード・アーディゾーニ 選 江國香織 訳 のら書房 発行)

 

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